HP200LXが壊れた。さてどうしたものか?

火事で水没したHP200LXのあとがまとしてオークションでHP200LXを入手し使って来た。ヒンジにクラックが入ったため、水没したHP200LXのモニターとキーボードと合体した。もう5年以上普通に使えたが、昨日突然キーボードが一部反応しなくなってしまった。HP100LXから使い始めて蓄積したスケジュールデータやデータベース等が閲覧出来なくなってしまう。今回はヒンジにクラックが入ったモニターとキーボードに戻して一応使えるようになった。今後のことを考えると別の手段を考えて置かないといけない。

幸い、MS-DOS版のHP200LXエミュレータソフトCPACK200を所有しているのでこれを活用する方法を考えた。WindowsXPまではCPACK200は使えたがWindows7、Windows10では使えないので諦めていた。まだWindowsXP機を複数所有しているのであまり気にしていなかったが、パソコンはいつかは壊れるのでWindows10の環境でも使えるようにしておかないとまずい。

そこでVirtualBoxを使うことにした。仮想PCとして残して行くことにした。VirtualBoxがバージョンアップしても作った仮想PCが使えなくなることは無いだろう、きっと。

まず最初にWindowsXPの仮想PCを作成した。Data用のボリュームを作成してWindowsXPに追加する。仮想PCのWindowsXPはネットワークアクセスが出来るので、Data用のボリュームにMS-DOSマシンのデータをコピーした。HDDのフォーマットToolを入れたMS-DOSの起動用フロッピーを作成してVirtualBox用のディスクイメージを作成する。仮想PCを新規に作成し、FDDイメージから起動し仮想PCをMS-DOSでフォーマットしシステム転送しておく。FDDイメージのマウントを解除して代わりにData用のボリュームをマウントしてMS-DOSの仮想PCを起動する。DataドライブのMS-DOSマシンのデータを仮想PCに移動する。このときconfig.sysやautoexec.batは仮想マシンで特殊な設定はコメントしておく。データのやり取りはWindowsXPの仮想PCを使ってData用のボリュームで行う。Windows10で動かないソフトはWindowsXPの仮想PCで使うことにする。

仮想PCをバックアップしておけばパソコンが壊れても、新しいパソコンにVirtualBoxをインストールして仮想PCイメージを登録すれば問題なく使える。WindowsXPはオンラインライセンスウィザードがはしるけれどネットワークにアクセスできる状態ならすんなり認証されるので問題はありません。

LinuxパソコンでもVirtualBoxを使ってWindowsXPやMS-DOSも問題無く起動できます。