1.Apache2のインストールと設定
①apache2のインストール
apt-get install apache2
②mode_rewriteを有効化
a2enmod rewrite
③.htaccessを有効化
/etc/apache2/sites-available/default の以下の部分を修正する。
<Directory /var/www/>
・・
AllowOverride All
・・
</Directory>
④apache2の再起動
service apache2 restart
⑤apache2の実行ユーザー・グループに/var/wwwの所有権を与える。
※実行ユーザー・グループは/etc/apache2/envvarsで指定されている。
chown www-data /var/www (所有者を変更)
chown www-data:www-data /var/www (グループを変更)
2.MySQL Serverのインストールと設定
①MySQL Serverのインストール
apt-get install mysql-server
※インストール時にMySQLの管理者パスワードを設定しますが、忘れないようにメモしてください。
この説明の中ではMySQLの管理者パスワードを"sqlpasswd"として説明します。
②文字コード設定
/etc/mysql/my.confを編集
# 以下の行を追加
[mysqld]
character-set-server=utf8
skip-character-set-client-handshake
③MySQLの再起動
/etc/init.d/mysql restart
④MySQLの設定
(1)MySQLにログインする。パスワード(sqlpasswd)を入れてるとプロンプがmysql>に変わります。
mysql -u root -D mysql -p
⑤セキュリティの設定
※mysql>プロンプトが表示されている状態で実行します。
DELETE FROM mysql.user WHERE user = "" OR host = "::1";
管理者パスワードの再設定
SET PASSWORD FOR root@localhost = PASSWORD("sqlpasswd");
SET PASSWORD FOR root@127.0.0.1 = PASSWORD("sqlpasswd");
wordpress用のデーターベース作成とアクセス権の設定
テーブルの作成
CREATE DATABASE wp;
アクセス権の設定
GRANT ALL PRIVILEGES ON wp.* TO "wpadmin"@"localhost" IDENTIFIED BY "sqlpasswd";
exitとキーインしてMySQLを終了する。
3.phpのインストールと設定
①phpのインストール
apt-get install php5
②モジュールの設定
# MySQL連携のために必要
apt-get install php5-mysql
# cURLモジュールを追加
# Facebook PHP SDKのために必要
apt-get install php5-curl
③管理ツールのインストールPHPMyAdmin
apt-get install phpmyadmin
webサーバの選択画面が表示されるので、apache2を選択します。
dbconfig-commonの設定をするか?と聞かれるが既にmysqlをインストールしているので「いいえ」を選択します。
③管理ツールの設定
以下のコマンドを実行して、PHPMyAdminとApache2を連携をします。
ln -s /etc/phpmyadmin/apache.conf /etc/apache2/conf.d/phpmyadmin
apacheの再起動
service apache2 restart
http://localhost/phpmyadmin にアクセスすると管理画面が表示されます。
wordpressではインストールしたパソコンのIPアドレスをデータベース内に保存しています。
テーブル名はwp_optionsでフィールド名はoption_valueにIPアドレスが保管されています。
phpMyAdminでIPアドレスを変更することで問題を解消することができます。
4.wordpressの設置
wordpressのサイトから最新版のwordpressをダウンロードして準備してください。
①wordpressの配置とアクセス権・所有権の設定
ダウンロードした物を展開するとwordpressというフォルダーが作成されます。
/var/www/にフォルダごとコピーするかwardpressのフォルダの中身を全てコピーしてください。
WinSCPなどを使ってwordpressのグループと所有者をwww-dataに変更する。
②展開したファイルの中に、wp-config.phpのサンプルwp-config-sample.phpというのがあるので、
それをwp-config.phpとしてコピーします。cp wp-config-sample.php wp-config.php
wp-config.phpの以下の部分を編集します。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'database_name_here');
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'username_here');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'password_here');
これを以下のように。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'wp');
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'wpadmin');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'sqlpasswd');
さらに、以下の部分も変える必要があります。
define('AUTH_KEY', 'put your unique phrase here');
define('SECURE_AUTH_KEY', 'put your unique phrase here');
define('LOGGED_IN_KEY', 'put your unique phrase here');
define('NONCE_KEY', 'put your unique phrase here');
define('AUTH_SALT', 'put your unique phrase here');
define('SECURE_AUTH_SALT', 'put your unique phrase here');
define('LOGGED_IN_SALT', 'put your unique phrase here');
define('NONCE_SALT', 'put your unique phrase here');
この部分はWordpressのサイト内にある「オンラインジェネレーター」で作ることができます。
アクセスするだけで必要な部分を作ってくれるので、これを上記の部分に上書きすればOK。
④ブラウザでwp-admin/install.phpへアクセスしてwordpressをインストール
⑤Wordpressプラグインのインストール
プラグイン->新規追加でDBManagerと検索しWP-DBManagerをインストールすると、MySQLのデータベースのバックアップがwordpress上から行うことができるようになる。
実際にやってみました。